汗臭さを解消する7つの方法
誰でも年中汗をかくものですが、特に汗をかきやすい暑い季節や電車などの閉じられた空間では、人の汗臭さ以上に自分の汗臭さが気になって仕方がないものです。できることならさっと汗臭さを解消したいものですね。汗臭さを解消するには以下のような方法がありますので、気になるものから試してみてはどうでしょう!
汗臭いという表現をしますが、本来汗そのものは無臭です。けれども汗に混じる皮脂と、皮膚の表面の常在菌が繁殖する際に匂いが発生するのです。普段は感じられないほどの臭いなのですが、汗をかくと水分が供給されるために常在菌が猛烈に繁殖を始めて臭いを感じるようになります。常在菌は皮膚を守ってくれている大切なものなのですが、汗臭さを解消するためには、常在菌が猛烈に働くような環境を作らないことが大切ということですね!
1) ハッカなどのアロマを活用
アロマオイルの中でもハッカ(ミント)やユーカリ、ヒノキなどの清涼感のある香りは、汗臭さそのものを解消してくれるだけでなく、殺菌効果もありますので常在菌が爆発的に増えるのを抑えることもできます。好みの香りを選んで活用してみましょう!
オイル5〜6滴を100mlの水に入れてよく混ぜて、スプレーボトルに入れたものを汗をかきやすい部分にさっとひと吹き。最初は目立たない部分でテストをしてから、かぶれたりしないことを確認してから吹きかけるようにしましょう。
*そのまま布に含ませる
ハンカチやガーゼなどに含ませて持ち歩くと、香りも持続しますし、必要な時に取り出してそれで汗を拭くこともできます。
*アロマ浴
入浴の際に、3〜4滴を浴槽に混ぜるとスッキリさっぱりします。
2)半身浴
運動不足などで汗をかきにくい身体の状態になっていると、汗をかく汗腺の機能が低下することで殺菌力が低下します。すると常在菌の繁殖力が高くなり、汗臭さの原因となります。
運動はなかなか出来ないという場合には、夏でもシャワーでなく、ぬるめのお湯で入浴して汗腺を開いて汗腺の機能をアップさせておきましょう!汗臭くないサラッとしたいい汗をかくために大切です。
入浴方法ですが、汗をかくエクリン腺という汗腺が上半身に多く集中しているので、半身浴で腰から下を湯船にゆっくり20分以上つけて、上半身の汗腺を充分に開かせて鍛えましょう。
お風呂から上がったらすぐに服を着るのではなく、水分を充分に拭き取ったら、しばらく汗の蒸発を待ちましょう。無理に冷房や冷たいものを飲食して身体を冷やすのは、かえって身体の熱がこもってしまい、汗腺も働きませんのでよくありません。自然に汗腺から熱を放出させて機能をアップさせましょう!
3) 有酸素運動で汗腺の機能を上げる
サイクリングやウォーキング、軽いジョギングなどの毎日少しでも出来そうな運動を取り入れて、汗腺が機能する、いい汗をかきやすい身体にしておきましょう。殺菌力があがり皮膚の常在菌の繁殖を防ぎますので、臭いのないサラッとした汗をかくことができて、汗臭さは解消されます。
4) 汗をかいたらすぐに濡れタオルで拭く
汗に混ざる臭いの成分は水に融けやすい性質を持っているものが多いので、出来ればシャワーを浴びる、濡れたタオルでふくなどして、水に吸収させると、汗臭さをいち早く解消させることができます。
汗の染み込んだ服を着ていることで臭う場合もありますので、できることなら着替えを用意しておき、拭き取った後には着替えられるとよいですね。
5) 発汗を抑える製品を活用
汗をできる限り抑えたい時に、即効性のある薬用クリームやジェルなどを活用するのもひとつの方法です。殺菌性があって常在菌の繁殖を防ぐものや、汗腺を収斂させることで要するに穴を小さくして汗が出にくくする作用のあるものなどがあります。場面に応じて活用してみましょう。ニオイを吸収する消臭作用の高いものもあります。
6) 冷房に注意
冷房の効いている部屋と、暑い室外との行き来は、汗腺を疲労させてしまい機能を弱らせてしまいます。冷房は室外との温度差が5℃以内に収まるように設定するのが身体のためには理想的です。
また、冷房の効いた室内に長時間いると、汗腺の機能はすっかり休眠してしまうことがありますので、半身浴や適度の運動などで汗腺を働かせていい汗をかける身体に戻しておきましょう。
7) 食べ物にも注意
動物性のタンパク質や脂肪が常在菌の餌となりますし、皮脂も多く分泌しますので、これらの栄養分を多く含んでいる肉類の食べ過ぎには注意しましょう!
また生野菜や発酵食品などから酵素を体内に取り入れることで、これらのものを分解する機能がアップして、常在菌の繁殖を抑え、汗臭さを解消してくれます。
まとめ
汗臭さを解消するには、汗をかかなくするのではなくて、いい汗をかけるようにすることが大切なんですね。汗腺を鍛えて機能アップさせて、皮膚の常在菌の繁殖を最小限に抑えることで、本来の臭いのないサラッとした汗をかけるようになりたいものです。
汗は身体の温度調節のための大切な機能ですから、汗臭さの解消のためだけではなく、健康のためにもこれはとても大切なこと。特に冷房の効いた室内で過ごすことの多い方は、汗臭くなくてもぜひ日頃から意識して、汗腺を働かせるように工夫してみましょう。
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