足裏の汗を解消する為の6つの方法
湿気の多い梅雨、そして熱い夏には深刻な足裏の汗が悩みになってくる方も多いと思います。特によく汗をかく体質の方は、外出先や食事で座敷席になってしまったときなど、人一倍匂いや汗を気にして心配や不安を抱いているのではないでしょうか。
また、汗に関しては人それぞれ対策を練っていると思いますが、それはその場限りの一時的な回避方法で、根本的な解決策になっていない場合がほとんどです。
ではなぜ足裏に汗をかくのか、その原因と解消法をご説明しましょう。
足裏の汗には自律神経が深く関係しています。これは手のひらにかく汗と同じです。暑さなどからくるものではなく、
ストレスや緊張状態にあるときに汗をかきます。
好きな人と手をつないだとき、ひやひやしているとき、ホラー映画やアクション映画のドキドキする場面を見ているときなど、こういった場面で手に汗を握る経験があると思います。それが、足裏の汗と関わり深い原因なのです。
また、人間の身体は大事な臓器を守るために、血液を優先的に臓器に流します。そのため手足のように血液の末端は血管が収縮し、どんどん手足が冷たくなります。
すると今度はそちらに血液を送るので、その急激な温度変化によって末端部分が熱くなり、足汗をかいてしまいます。
これは冬場や、急に寒い場所に入ったときに起こる現象です。
自律神経と密接に関わっている足裏の汗ですが、解消する6つの方法をこちらでご紹介します。
1 温める
実は、足裏の汗を解消する一番手っ取り早い方法は温めることです。「それじゃあもっと汗をかかないのか?」そんな疑問が出てくると思いますが、足裏には冷える、ということが最も良くないことなのです。足元を冷やしてしまうと、交感神経が刺激され余計に汗をかきやすくしてしまいます。
そこでおすすめするのが、運動です。ウォーキングが足裏の汗を解消するのに最適な運動法です。日常的にウォーキングを生活に取り入れ、血行を促進させることを心がけることが大切です。
毎日ウォーキングに行くのは大変だという方は、足裏をマッサージして血行を促進させるのも効果的です。このとき、リンパの流れも意識してください。
2 サプリメント
ビタミン、カルシウム、マグネシウムなどが極端に不足すると、自律神経異常になり足裏に異常な汗をかく場合もあります。この場合は、運動や半身浴に加えてサプリメントで補う方法もあります。
薬局でマルチビタミンやカルシウム、マグネシウムのサプリメントが売られているので、これを試すのも良いでしょう。
3 足湯アロマ
これは温めるのと同じ方法ですが、アロマオイルなどを垂らしてリラックスしながら、アロマテラピー効果を狙います。
温度は42度~43度で、お湯の中で足の指や足首を動かし血行を促進しましょう。
好きなアロマの香りに包まれながら、高ぶった神経をリラックスさせて安らぎを感じられます。
4 靴下
これは寒い季節はもちろんですが、特に夏も室内や自宅でもきちんと靴下を履くようにしましょう。フローリングなどの冷たい床は足裏の汗には大敵です。
ここで重要なのが、5本指ソックスです。これは匂いにも効果的です。汗をかいたらこまめに履き替えるようにし、清潔を保ちましょう。
靴下を日常的に活用して、根本的な冷えを解消して足先の急激な温度変化を避けましょう。そうすることで末端部分の血行が改善され、足裏の汗も改善されます。
5 身体の一部を冷やす
太い血管が通っている首の後ろ、脇の下、膝の裏や太ももの付け根などを、保冷剤や冷たいペットボトルなどで冷やすと、一時的ですが全身の汗が引き、足裏の汗も引いていきます。
日常的にこの太い血管が通る場所を風通し良くしておくと、結果的に汗をかきにくくなるので足裏の汗も解消されます。
6 腰、ツボの刺激
発汗には「皮膚圧反射」と呼ばれる性質があります。これは皮膚を圧迫すると、圧迫した反対側の汗が止まる性質のことを言います。
例えば胸の上を圧迫すると、顔などの上半身の汗が抑えられるので、舞妓さんは高い位置で帯を締め、顔の汗を抑えて化粧が落ちるのを抑えています。
この性質を足裏の汗に利用するには、腰の左右を圧迫します。これはベルトを少し下げて締め付けるという工夫で、効果が得られます。
また、足裏の汗に効くツボがあることはご存じでしょうか。
手の人差し指の爪の横で、親指側のツボ、または足の小指の爪の横で外側のツボをグリグリと押して刺激すると交感神経の興奮を抑え、興奮や緊張からくる足裏の汗を抑えられます。これは会議前などに活用できる方法です。
押す代わりにお灸をするとより効果的です。
まとめ
足裏の汗は、気温などからも影響を受けますが主に精神的な刺激で出るので、季節を問わずお悩みの方がたくさんいます。
ここで紹介した方法を活用して、明日からサラサラな素足で悩みフリーの生活を楽しみましょう。
気にならない、気にしないことでさらに汗をかきにくくなりますよ。
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