敷布団を自宅で洗濯する場合の5つの方法
毎日使っている敷布団。寝ている間に汗をかいてるし、なんだか汚れていっている気がする。ダニやホコリは大丈夫かしら。
また、子供がおねしょしたり嘔吐したりした後、表面を拭き消臭スプレーをかけてから乾かしたけど、中まで汚れてないか気になるし、臭いも気になりだした。
などなど、そのような思いを持ったまま、敷布団を使い続けていませんか?
できるものなら敷布団を洗濯したい。
でもどうやって…?
クリーニングに出すと、1枚で3000円~5000円くらいの費用がかかるし、納期もかかるので不便です。
費用面だけで考えると、安価な敷布団に買い替えた方が安くすむかもしれません。
ただし、捨てる手間や費用がかかります。
コインランドリーを利用する方法もありますが、近くにあれば良いのですが、離れていると車が必要ですし、費用もクリーニングほどではありませんが1000円~3000円位かかります。
自宅で敷布団が洗濯できたら便利ですね。
そのための方法をご紹介します。
●準備
敷布団によっては乾かすのに日数がかかることもありますので、晴天が数日続きそうな日を選びます。湿度が低く、気温の高い季節が良いでしょう。
キルティングされている敷布団以外は、表布・中身・裏布を全体的に適当に縫いとめておくと中身の偏りを防ぐことができます。
布団を細長く丸めてひもで何ヶ所か縛ります。
ビニールひもだと滑って洗濯中にとれてしまう恐れがあるため、麻ひもがベターです。
ひもで縛るのは、中身の偏りを防ぐのと、水切れを良くするため、そして洗濯機を利用する場合には容量が小さくなるので入れやすくなるためです。
●手洗いで洗濯
お風呂の浴槽で洗濯します。
表面の汚れがひどい場合は先に、空の浴槽に敷布団を入れ、強めのシャワーで表裏両面の縫い目のホコリや汚れを落として、排水溝から流しておきます。
部分汚れがある場合はブラシや酸素系漂白剤などを使って落としておきます。
浴槽に3分の1から2分の1くらいのぬるま湯を入れ(お風呂の残り湯でも可)、液体洗剤を入れて混ぜます。粉末洗剤の場合はよく溶かしてから浴槽に入れましょう。
洗剤の量は多すぎると後ですすぎが大変なので気をつけましょう。
ひもで縛った敷布団を入れ、手で上から押さえ込むようにし、敷布団全体が洗剤液を含むようにして、30分から1時間くらい浸けます。
水の量が足りないようなら注ぎ足して調整します。
十分浸け込んだ敷布団は、手で押したり揺らすように動かしたり、または足踏みしたりなどして汚れを出していきます。
水を含んだ敷布団はかなり重く、動かすのにはかなり力が必要ですが、力加減には注意が必要です。引っ張りすぎると表面の生地が破けてしまいますし、強く踏みすぎると中身にダメージが加わってしまいます。優しく行うように心がけましょう。
汚れが出てきて段々と茶色から黒色に濁ってきたら、浴槽の栓を抜いて排水します。
この時、敷布団を持ち上げたり動かしたりしないと排水できません。
排水後、軽く水切りしてから、再び浴槽の栓をしてシャワーで水をかけながらすすぎます。敷布団が水で隠れるくらいになったら、洗濯時と同様に、手で押したり揺らすように動かしたり、または足踏みしたりなどして、排水します。すすぎは洗剤の泡が目立たなくなるまで適当に繰り返します。
お好みで、すすぎの最終段階で柔軟剤を使うとふっくらとします。
●脱水
洗濯機に入るようなら、洗濯機で脱水した方が当然早く水切りできます。洗濯機に入らないようならスノコを利用しましょう。
浴槽の外ににスノコを置き、その上に洗濯した敷布団を置き、手で押すか足踏みしてできる限り水切りをします。
水切りをした敷布団を浴槽の淵にかけ、しばらく置くことでさらに水を切ります。
ひもで縛っている場合はひもを解きます。
●洗濯機で洗濯
洗濯機によって洗濯方法が違うので、詳しくはお使いの洗濯機の取扱説明書をよく読んで確認するようにしてください。
斜めドラム洗濯機では、洗濯キャップを取り付ける必要があります。
敷布団の短い方を3つ折りまたは4つ折りにし、それをドラム内でびょうぶ折り(6つ折り)になるように入れて洗濯します。その際、敷布団の両端が奥になるように入れましょう。洗濯ネットは使用しないでください。
タテ型洗濯機では、敷布団をひもで縛った状態か、折りたたんだ状態で、布団用の洗濯 ネットに入れ洗濯します。
●乾かす
一番ダメージなく乾燥できるのは、浴室暖房乾燥機などで静止乾燥することです。
回転によるダメージがないため、生地の傷みや型崩れを防げます。
乾燥機を使う場合は、途中で裏返すことで、乾きやすくなります。
大体乾いた状態までで取り出し、完全に乾かすのは、エアコンや扇風機、布団乾燥機などを使うのも良いでしょう。
天日干しする場合は、敷布団をベランダに移動させます。
脱水機をかけていない敷布団は大きめのレジャーシートなどで包んで移動すると、水がしたたり落ちずにすみます。
物干し竿2本に渡すように敷布団をかけて干します。
M字になるよう真ん中を少し落として干すか、斜め(三角形)にして干します。
斜めに干すのは頂点に水が集まることで乾きやすくするためです。
風で飛ばされたり重みで下に落ちたりしないよう、布団はさみで止めておきます。
途中で敷布団を裏返し、干し方によっては上下左右を入れ替え、全体が均一に乾くようにしましょう。
天候によっては、乾燥機使用の場合と同様、大体乾いたら部屋に取り込み、エアコンや扇風機、布団乾燥機などで仕上げの乾燥を行うと良いでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。意外と、自分にもできそう!と思えたのではないでしょうか。
少し手間はかかっても、1日の4分の1から3分の1は過ごす敷布団ですから、気持ちよく快適に使いたいですよね。
久しく、または一度も敷布団を洗濯していないという方、ぜひ洗濯して、ふかふかの寝心地を取り戻してくださいね。
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