壁紙を掃除する8つの方法
壁紙を掃除する、というと大変さが先に立つ方もいるでしょう。面積が広いので確かに大変ではありますが、その分、きれいにすると部屋が見違えってきれいになります。
部屋ごと、クロスの種類ごとに少しずつ違いますが、ビニールクロスの基本の掃除はホコリを払い、ぬるま湯に洗剤を混ぜ、雑巾を浸し固く絞って拭く、と言う作業です。これで汚れがとれないほどになってしまった壁紙は、張り替えるということも必要になってきます。そうなる前に掃除をしましょう。
方法1.壁紙を決める時に機能性の面を重視する
壁紙を決める時に色やデザイン面から決めてしまうと、掃除が大変だったり、10年もたたないうちに次の壁紙に変えるはめになるなど、不都合なことがおきがちです。その家の構造や、ペットの有無、喫煙の有無、小さいお子さんがいるなどの事情を考慮して機能性の面から選ぶようにしてください。
あまり掃除に時間をかけられない方は防汚、防カビ機能がしっかりあるものを、ペットを家で飼っている方はひっかきに強い表面強化タイプのものを、環境面を重視したい方はビニールクロスではなく、他のいろいろな種類のクロスを調べてみるなど、最初の段階から機能性を重視していると、そうでない場合より掃除の頻度もクロスの持ち年数も違ってきます。
方法2.壁紙クリーナーを買う前に、身近にある洗剤で試してみる
現在、壁紙クリーナーもたくさん売られていて、どれが自分の家に合うのかわからない場合は、とりあえず身近にある住居用の洗剤を使って汚れを落としてみましょう。
ヤニ汚れ、水汚れ、油汚れ、手あか汚れなど場所によっていろいろな汚れがありますが、どの汚れに対しても住居用の洗剤をぬるま湯に適量入れ、浸した雑巾を固くしぼってふいてみてください。
この時に大切なことは、雑巾を固くしぼるということと、仕上げの水拭き、乾拭きを忘れずにやること、ゴシゴシ擦らないことです。壁紙は濡らしすぎると浮いてはがれてくる可能性がありますし、擦りすぎは壁紙を傷めるので気をつけてください。
方法2でも落ちない場合の汚れについては、他の方法でいろいろ試してみましょう。
方法3. メラミンスポンジ+水を使う
特に黒っぽい汚れは、洗剤を使わないメラミンスポンジに水を含ませたもので汚れをとってください。
この時注意することは、やはり擦り過ぎないことです。メラミンスポンジは汚れは落ちやすいのですが、研磨作用があるので壁紙を傷めることになりがちです。
方法4.台所スポンジ+重曹ペーストを使う
台所スポンジの柔らかい方に重曹ペースト(重曹に水を足していきペースト状に練ったもの)を含ませて壁紙をやさしく擦ります。
掃除後、重曹のアルカリ分が残って壁が白っぽくみえたら、酢を水で2~3倍に薄めたものをスプレーして拭き取ります。
方法5.歯ブラシ+クリームクレンザーを使う
ボールペンのインク落としやスイッチプレートのまわりなどの局所的なシミ落としに使います。クレンザーには研磨剤が入っているので、決してゴシゴシ擦らないようにしてください。
方法6.漂白系洗剤+雑巾を使う
キッチンハイターなどの漂白系洗剤を必ず水で薄めて使います。しつこいタバコのヤニ汚れなどに効きます。
ただし、洗濯の時に漂白剤を使う場合と同じように目立たないところで試してから使ってください。壁紙が変色する場合があります。漂白剤なので換気に気を付けて使いましょう。
方法7.強アルカリ性洗剤+ラップを使う
強アルカリ性洗剤を吹き付け、しばらくラップで覆っておきます。
汚れが浮き出してきたら、雑巾で拭きとります。
壁紙は傷んだり、はがれたりする可能性があるので、掃除には気を使います。
次は注意点をまとめてみます。
方法8.注意する箇所
② 紙クロス、布クロス、しっくいなどは、水拭きはできません。化学ばたきを使ったり、掃除機をかけたりしてホコリを払います。
どうしても取りたいシミがある場合は、固くしぼったタオルで軽くたたくように拭きます。
まとめ
壁紙の掃除は、思ったよりデリケートなものであることがわかっていただけたかと思います。それもそのはず、塩化ビニール樹脂などを主な素材とするビニールシートに紙などを裏打ちしたものが、ビニールクロスなのですから。
せっかく気に入った壁紙にするのですから、壁紙のデリケートさも理解してあげて、末永く使ってあげてください。
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