ストレスによる体調不良を解消する7つの方法
ストレスと病気は直接関係なさそうですが、実は人の身体は精神的な影響をとても強く受けます。例えば好きな人とのデートだと病気も治ってしまったり、行きたくない予定が近づくと体調不良に陥ったりするのもそのためです。
ストレスを身体が受けると、自律神経や内分泌系、免疫系が乱れて、なんとなく調子が悪いという状態になります。自律神経というのは体温、血圧、汗、胃腸の働き、脈拍、心臓の働き、食欲などの全身の機能を調整する役割を担っていますから、このバランスが崩れると体調不良に陥ります。
食欲不振や不眠、手足のしびれや頭痛などはよく見られる症状で、気分転換してストレスを解消できればたちまち回復することもありますが、放置しておくと身体の不調を溜め込んでしまって怖いことに・・・
免疫力が落ちることで他の病気にもかかりやすくなってしまいますし、うつ病や胃潰瘍、過呼吸症候群、円形脱毛症などへ発展してしまうこともありますから、ストレスによる体調不良からはできるだけ早く抜け出すことが大切です。
以下のような方法を試してみて自分にベストな解消方法をつかんで下さいね!
音楽の効果はバツグン!
気分転換に最高の力を発揮するのが音楽です。車の中、モバイル機器で電車の中やウォーキングのBGMに、もちろんお部屋やお風呂で聴くなど、場所を選ばず楽しめるのも大きな魅力。ぜひ、心地よい音楽を探してみて下さい。
音楽は身体の気の流れを一気に変えてくれるようなパワーを持っていますから、「なんてことないか」「またがんばろう」「ま、次は上手くいくさ」「考えても仕方ないよね」という風にさっと気持ちを切り替えたいときには素晴らしい効果を発揮してくれます。
それから楽器を演奏する方は楽器を弾くことで無心になれますので、ストレス解消には抜群の効果がありますし、歌を歌うのが好きな方はカラオケなどもよいでしょう!
ただし大きな音で音楽をかけたり、演奏したり、歌ったりしすぎて、ご自身が周囲の人にストレスを与えることのないように気をつけて下さいね。
笑うことは健康的!
長生きの秘訣はよく笑うことだと言われますが、ストレスを溜め込まないという意味でも、これは大正解だと思います。笑うことで免疫機能がアップして副交感神経が活性化されることから、様々な病気の予防にもなります。
科学的にも脳内のエンドルフィンが分泌されて心地よくなりやる気が出て来るということや、NK細胞が活性化されるのでがん抑制効果が働くなど実証されていますが、何よりも気持ちが明るくなるのが一番ですね。
ユーモアいっぱいの映画やテレビ番組、YouTubeなどでの動画検索、漫画や本も良いでしょう。落語に足を運んでみるのもいい気分転換になりそうです。簡単で奥の深い「笑い」の効能、興味ありますね!
泣くのはもっと効果的!
子どもの頃には泣くとすっきりする。という経験をしたことがあるかと思いますが、大人になるにつれ、泣けない場合が多なりますよね。実は泣くことによって、副交感神経が活性化され、身体が最高にリラックスした状態になるのだそうです。
さらにストレスを受けた時に体内に発生するコルチゾールというホルモンを、涙は抑えてくれることが科学的に証明されているのだとか!泣くとスッキリさっぱりするのはこのためなのかもしれませんね。
我慢しないで泣く、あるいは泣ける映画などを見てたっぷり泣く、泣ける本にどっぷり浸る、ストレスで体調不良を起こしたら、ぜひ涙で解消してみましょう。
足湯や半身浴、入浴などでぽっかぽか!
ストレスによって体調不良を起こしている時には、身体のあちこちが冷えを感じているもの。足首から下をお湯につける、膝から下をつけるなどの足湯でもかまいませんので、身体を温めることは効果的です。
また入浴も普段シャワーの方もバスタブにお湯をはって、できれば気分転換に好みの香りのバスボムやアロマオイルなどをいれたり、キャンドルを浮かべたり、観葉植物をバスルームに飾ったりして「非日常」を演出してみることをお薦めします。
もちろん温泉に足を運んだり、旅には出られなくても近くにあればお風呂屋さんの大浴場に入りにいくのもストレス解消には良いですよ!色々な種類のお風呂があって、それだけでも楽しめますしリラックスできますね。
またマッサージもリラックス効果が大変高いですから、機会があればマッサージを受けてみるのもよいでしょう。
ストレスによる食欲不振を治そう!
胃はストレスを敏感に感じる器官のひとつで、動きが鈍くなったり、胃液の分泌がうまくいかなかったりして荒れやすくなります。
そのために食欲不振に陥って、ますます胃腸を悪くしてしまうこともよくありますので、胃を元気にして、食欲の出るものを選ぶようにしましょう。
胃に疲れを感じる時には刺激物を避けましょう。お酒や辛いもの、たばこも刺激物です。コーヒーなどのカフェインは適量であれば問題ありませんが、過剰摂取はやはり胃に負担がかかります。
そして牛乳やヨーグルトなどで胃壁をカバーしてあげるのもいい方法です。
またストレスで自律神経が乱れるために食欲が落ちくるので、食物繊維の多いもの(さつまいも、そば、玄米など)やすっぱいもの(酢やレモン)、発酵食品(ヨーグルトやお味噌、お漬け物など)の自律神経を整えてくれる力のあるものを積極的に選ぶと良いですよ!
楽しく美味しく食べられると、それだけでストレスは解消します。まずは食欲を回復するということに力を注ぐのも大切ですね。
サプリメント
どうしても食欲が復活しない、体調をもっと手軽にいつでもキープしたいという方は、予防の意味でもサプリメントを摂取するのもひとつの方法です。
ビタミンB群とビタミンCのサプリメントはイライラを緩和して、ストレスを溜め込まないように体質を改善してくれる効果があります。
DHA(ドコサヘキサエン酸)も脳内の神経伝達を活発にすることですっきりさせてくれますから、多く含む青魚を食べるか、サプリメントなどで補うと良いでしょう。
まとめ
ストレスによって体調不振に陥るのは、子どもの頃からわりとよく体験しているもの。それだけに慣れっこになってしまいがちですが、病気に発展してしまうかもしれませんから、このような方法でその都度ケアをして体調不良を解消しておきましょう。
特に笑ったり泣いたりといった感情の動きを活用する方法は、長生きのためにもマスターしておきたいですね〜!
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