カーテン 自宅 洗濯

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カーテンを自宅で洗濯する場合の7つのポイント

カーテンを自宅で洗濯する場合の7つのポイント
 
カーテンと言えばロール式やブラインド式もありますが、ほとんどのカーテンはドレープ式(部屋の開口部のレールに吊り下げる布)です。そして、素材によりあるいは貴重なものはクリーニングに出すとしても、多くは自宅で洗濯できるものです。
 
そこで、自宅でカーテンを洗濯するやり方を7つのポイントにまとめて説明しましょう。

 


 

 


 

<ポイントその1> 「カーテンの素材を知る」

厚手の生地のカーテンをドレープ(drape )カーテンといい、その外側に薄地のレースカーテンを取り付けることが多いですが、いずれか一方だけを用いる場合もあるでしょう。
 
カーテンはその素材によって風合いが異なるとともに、自宅で洗濯できるか、クリーニングに出すべきかなど取り扱い方が異なりますから、自宅のカーテンの素材はぜひ知っておくべきです。
 
洗濯できる素材は化学素材である「ポリエステル」「アクリル」などです。綿は自宅で洗える場合がありますが皺になりやすく、麻・シルクなどの自然素材はクリーニングに出した方がよい場合が多いと思われます。カーテンに縫い付けてあるタグの表示を見ると、洗濯の可否や仕方が絵文字で表示されていますから確認してください。
 

<ポイントその2> 「自宅で洗濯か、クリーニングに出すかを見分ける」

まず、カーテンに付けられたタグの表示で「水洗い不可マーク」がついていたら色落ちしたり縮んだり風合いを損ねることがあるので、家庭での洗濯はかなり難しいか無理でしょう。
 
素材が綿・麻・シルクなど自然素材の場合は伸縮が多いので、クリーニングに出すほうが安心です。(綿の場合は、自宅で洗えるものもあります。)クリーニング店のドライクリーニングでは通常「水洗」はしませんから、白いものが真っ白に仕上がらないことがありますが、それはある程度やむを得ないことと知っておいてください。
 

<ポイントその3> 「カーテン洗濯のタイミング」

厚地のドレープは年1回、汚れが目立ちやすい白いレースものは年2回程度を目安としますが、生活環境によって汚れる程度は異なりますから、自分で気をつけていて洗濯のタイミングを判断することが賢明です。
 
カーテンは埃や油気によって日にちと共に汚くなりますが、衣類の汚れのように一部分が目って汚れるのでなく全体的に徐々に汚れてきますので、気づかないで過ごす場合が少なくありません。しかし、その汚れによって、白い布は次第に薄黒くなり、色もの・柄ものはその鮮やかさを失ってしまいますので、忘れずに時折あるいは定期的にチェックしてタイミングを失わずクリーニングに出すようにしましょう。
 

<ポイントその4> 「一回にどのくらい洗濯できるか」

カーテン地は水を含むとたいへん重くなりますので、150センチ×200センチを超えると自宅での洗濯はかなり難しくなります。
 
あまり多すぎる量を洗濯機で洗うと、タンブラーの水流の回転に無理が生じたり、脱水の時にカーテンが片寄ってタンブラーがガタついて動かなくなってしまうことがありますので、未経験のかたは用心深く、できれば少さいものを洗ってみることから始めることをお薦めします。ドラム式の洗濯機の場合も同じような問題があります。
 

<ポイントその5> 「洗濯する手順」

まずカーテンをカーテンレールの留め具から外し、カーテン布地に差し込まれているフックを一つ一つ取り外します。フックをつけたまま洗濯するとフックが布地(とくにレース部分)に引っかかり生地が破れてしまいますから、フックは全部外してください。(フックは無くならないように保管するようにしましょう。)
 
洗濯は、洗濯機洗い・手洗いがありますが、よほど小さめのものでない限り手洗いはなかなか難しく、特にすすぎが大変です。洗濯機洗いの場合は、大きめの「洗濯ネット」を用いて、カーテンを四角に折りたたんで入れて洗います。白いレースもので汚れのひどい場合は、洗濯用漂白剤を用いないと思うように白くならないことがあります。
 
水温は30℃以下で「手洗い(ウール)コース」か「弱水流」で。「ドライコース」では、やさしく洗うため汚れ落ちは弱めになります。洗い時間は3分程度、ためすすぎなら2回、注水すすぎなら1回、脱水は30秒(以上の時間は目やすです)と、「すべて短い時間で行う」ことが生地を傷めないコツです。
 

<ポイントその6> 「洗濯したカーテンの干し方とアイロンがけ」

洗濯機の場合の脱水は、やりすぎて皺を生じないよう注意が必要です。洗濯完了後、竿やロープを二本並行に張ってM型にかけて干します。カーテンにフックを付け戻し、レールに吊って乾かすと手間が省けますが床に水が落ちますから、濡れても良い雑巾とかタオルを敷くなど気を付けてください。
 
皺が戻らずアイロンがけが必要な場合は、カーテン地のタグ表示でアイロン掛け可能かどうか、また適温や「あて布」の必要の有無を確認してください。
 

<7> 「その他の注意事項」

カーテンは紫外線などの影響で生地が弱っている場合があり、見掛け破れていなくても洗濯するとボロボロに破損してしまうことがあります。
 
したがって、洗濯する前に布地を手でチョット引張ってみて、ビリッと裂けそうな感触であればその場合は洗濯をあきらめて丁寧に埃払いをすることにとどめるか、あるいは柔らかく手洗いをするようにしてください。もちろん、クリーニング店で相談することも一策です。
 

まとめ

カーテンが汚れていると気づきながら生活するのは気持ちも悪いですし、いつも埃を吸っていることになるので健康上も悪いことでしょう。貴重品とか必要に応じてクリーニングに出すことはやむをえないとしても、多くの場合は自宅で洗濯できるはずですから、この記事がその際のお役に立てば何よりです。

 


 

 


 

 

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