ジーンズ 長持ち 洗濯

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ジーンズを長持ちさせる5つの洗濯方法

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今でこそ老若男女皆からおしゃれ着、アウトドア着など、様々な用途で愛されるジーンズですが、ジーンズの歴史をたどってみると、これはもともとはアメリカのゴールドラッシュの時代に一攫千金を夢見て金鉱探しに集まってきた人たちの作業着だったんですよね。
 
現代のように車のない時代に荒野の移動手段として存在したのは馬か馬車だけ。それに加え、山地での金鉱を探す過酷な作業に衣類の方が耐え切れずすぐに破れてしまっていたのですが、その状況を打破すべくリーバイス社が丈夫なパンツとしてジーンズを開発したのが始まりなのだそうです。
 


 

 


 

その後、時を経て、1950年代の青春スター、ジェームズディーンが映画「理由なき反抗」でジーンズを身に着けていたことが発端となり、ジーンズはアメリカンスタイルを代表する若者ファッションとして人気を博していったのだそうです。
 
日本にわたってきたのは敗戦後、アメリカ軍の古着に大量のジーンズがあったことがきっかけで広がったのだとか。当初はジーンズを着用するのは専ら男性ばかりだったようですが、70年代に入ると若い女性もジーンズを身につけるようになったのだそうです。このように、もとは作業着であったジーンズですが、現代ではヴィンテージジーンズなる高価なものまであり、すっかりおしゃれな人達のファッションアイテムとして堅固な地位が築かれております。
 
このジーンズですが、ジーンズは洗濯をすると必ず色落ちします。色落ちやしわができることを嫌がって洗濯をしない人も多いようですが、洗濯をしない衣類というのは汗や皮脂が付着し、それにより生地そのものが傷んだり強度が落ちたりします。またカビの増殖の原因にもなり、衛生面でもよくありません。
 
ジーンズを買った時の色合いや風合いを洗濯によって損ねたくはないけれど、できるだけ生地を清潔に保って傷めず長く愛用したい、という気持ちの狭間で悶々としている方も多いのではないでしょうか?
では、なるべく色落ちしないようにジーンズを洗濯するにはどうしたらよいでしょうか。以下に色落ちの程度別にジーンズの洗濯法をご紹介します。
 

1.可能な限り色落ちさせたくない場合

この場合は、ジーンズを裏返してネットに入れ水だけで洗濯します。洗剤を入れることで色落ちはしやすくなるので、洗剤を使用せずに洗濯します。また、洗濯の際の水の温度もできるだけ低い温度にすると色落ちはしにくくなります。しかし、洗剤を入れないと、汗などの水溶性の汚れは落ちますが、皮脂のような脂汚れは落ちません。
 

2.皮脂汚れなども多少は落としたい場合①


桶に約30℃のお湯を張りジーンズ専用の洗剤(なければ中性洗剤)を溶かしてその中に裏返したジーンズを10~15分浸します。洗濯機で軽く脱水し綺麗な水ですすぎます。そして再度洗濯機で脱水します。その際、脱水は短めに何回かに分けて行い、その都度洗濯漕内のジーンズの形を変えてあたりができにくくします。
 
注意事項としては、ジーンズを浸すお湯はあくまで約30℃のぬるま湯を用いて熱湯はしようしないように。インディゴは熱で変色してしまうことがあります。また、蛍光洗剤も変色の原因になることがあるので使用しないように。
 

3.皮脂汚れなども多少は落としたい場合②

ジーンズを裏返してネットに入れ、ジーンズ専用の洗剤(なければ中性洗剤)を用いて洗います。洗濯漕中での擦れは色落ちの原因になりますので、裏返してネットに入れることを忘れずに。洗濯機のコースは手洗いかドライを選択し、脱水は①と同様、短めに何回かに分けて行い、その都度洗濯槽内のジーンズの形状を変えるようにします。
 

4.色落ちよりもとにかくきれいにしたい場合

アルカリ洗剤を用いて普通に洗濯します。
 

5.色落ちをどうしてもさせたくないけどきれいにもしたい場合

クリーニング屋さんにお願いしましょう。
 

まとめ


ジーンズ愛好家の方たちの中にはビンテージジーンズなどの風合いを損ねたくないという気持ちが強い人たちもいるかもしれませんが、穿きこんで洗濯して独特の色合い(色落ち)やあたりができて所有者の歴史がきざまれていくのがジーンズでもあります。洗濯法などにより持ち主のライフスタイルを映し出された世の中でたった一つのジーンズを作り上げていくのもいいかもしれませんよ。
 


 

 


 

 

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